日本堤・丸千葉

昨夜は南千住。

生涯三度目の南千住。

 

春の宵の口、どの建物もイヤに厳重な門扉を備えているのが特徴的な南千住の街並みを横目に、初訪でやられまくった「大林」 の暖簾を目指して明治通りを早足で歩く。

 

 あれ、そろそろ立て看板が見える頃なのに…と不審に思いながら進んでいくとなんと、、、

 

門が閉まってる!

 

 茫然と立ち尽くしていると、どこかで見たことのある人がスッと目の前を横切って、門の横の勝手口から店の中に入っていく。

喪服姿の大将でした。どうも近くでご不幸があったようで、臨時休業だった模様。

無念。

 

いたしかたなく、2軒目に向かう予定だった丸千葉へ。

前回伺った際に満席で入れなかった苦い記憶がよみがえるも、なんとか入れた。

 

まずはお約束の赤星でのどを潤しつつの念願のポテトサラダ。

 

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ポテトサラダなのにマカロニサラダも入ってる!

さらにカニカマ、山芋の千切り、胡瓜、ウド、ブロッコリ、トマトと大盤振る舞い。

6人がけのテーブル席に相席させていただいた常連さん曰く

 

「ここのはさァ、生野菜にポテトサラダがくっついてくるんだよ」

 

とのことですが、いやいやなかなかどうしてこのポテトサラダ、きちんと主役としての存在感を示す、しっかりした味わい。塩もみ野菜入りの口当たりねっとり系。

イイ味出してますね~。

 

しかしこの常連さん方が凄い人たちで、一人は骨折が原因の骨髄炎で入院先から退位したばかり!(患者識別用のタグを手首に巻いたまま)、もう一人は癌!、そしてもう一人はぎっくり腰で店を閉めている飲み屋さんのマスター!

 

飲んでちゃダメでしょッ(笑)!

 

とツっ込んではみたものの まあ、楽しそうだしいいか、と。

 酒飲みは酒飲みに甘いのですw

 

というわけで、ひき続いてやって参りました、これまた名物のしめさば!

 

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お酢強めで、しっかりギュッと身のしまったしめさば。皮のギラギラが、なんとも荒々しい。

なんというか宵越しの金は持たない的な気風の良さと言うか。

名物の名にたがわぬ旨さを堪能いたしました。 

 

そして名物は続く。

エッジの立った青のりがソリッド感むき出しの磯部揚げ。

 

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片面にうろこのようにびっしりと張り付いた青のりの磯の香と、ちくわの甘味。

衣に青のりを溶かず、衣を付けた上から青のりをつけるので、直接青のりが油にあたることで香ばしさが増すようで。

これはいい。自分で作るときも次からこの方式を採用しよう。

 

そしてまだまだ続く

名物の大名行列

カーキーフーラーイー!!

 

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牡蠣の身がデカい!

そして熱の入りかたも絶妙。厚めのしっかりした衣が、牡蠣のジュースを完封勝利!

キング・オブ・カキフライ。

カキフライ・オブ・カキフライ!!

 

櫛形に切ったトマトとレモンにさりげないオシャレ感も漂わせる男前な一皿。

チクショー、次回はメンチカツも食べたいぞ!!

 

そしてこのフキの煮たやつ

 

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ごま油と八方だしで炒め煮。

ニクいね、コンチクショー!!

 

もう本当に何を頼んでも旨くて安い。お店の人も気さくで親切。

次回は4人ぐらいで来て、もっとあれこれ頼みたい。

一か月で流れちゃうキンミヤボトルをキープしてハードルも上げといたので、絶対近々再訪しないと。

 

ラブ丸千葉。フォーエバー丸千葉。

 

店ごと食っちまいたいぜっ!!

 

さて、次はいつ行こうかしら。 同行者ただ今募集中!!