気づき

焼きそば。

焼きそばも出そうと思っている。

折角麺を自作できる環境があるのだし何かしら麺類を出さない手はないのだが、問題はやはり厨房の狭さで、自宅で仕込をして店に持ち込むことを考えると自ずとラーメンなどの汁麺はアウトとなる。

割り切って「ケミカルな魔法」を使ってその場でサッサと一杯分のスープを作ることもできるが、それは裏メニューどまり。

焼きそばを出したい前向きな理由としては、ソース味がワインに合う気がしているのと、最近、テレビで取り上げられ、その影響でこのブログのアクセス数を一日限定で(苦笑)、天文学的な数字まで跳ね上げた、愛知県の「スーパー特選太陽ソース」との出会いも大きい。

そんなわけで、自作の麺を使った焼きそばの試作を続けているのだが、昨日、前日作った中華風のもやし炒めの残りを消化するために、自家製麺で作った中華風の焼きそばを食べてはたと気づいた。

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焼きそば麺肌を油で滑らせてこその焼きそばなのだ。

当たり前のことなのかもしれないけれど、何事もひとりで考えていると、いつのまにか根本を見落としてしまったり、考えすぎて袋小路に辿りつき途方に暮れることは珍しくない。

実は、このところ自作の焼きそばに関しては味的には満足する仕上がりだったものの、どうしてもモソモソとした仕上がりが続いていて首をひねっていたのだが、自分でしらずしらず油の量を控えていたのだろう。それが昨日は、中華風に作ろうしたことで、自分の中の調理モードが切り替わった結果の気づきだった。

やはり様々な視点から物事を見ることは大切なのだと、改めて実感した次第。