チックとタック

光村ライブラリー〈第1巻〉花いっぱいになあれ ほか

光村ライブラリー〈第1巻〉花いっぱいになあれ ほか


連れ合いが子どもたちに買ってきた、光村ライブラリー。
昭和46年度から平成12年度にかけて、国語教科書に収録されたおはなしから編んだアンソロジー。

どれも子ども受けは良いのだが、中でも子どもたちが気に入ったのが「チックとタック」(さく ちば しょうぞう/え 安野光雅

お寿司を食べ過ぎておなかが張って眠れないおじさんが、夜中にバッドトリップして小人の幻覚を見る、というストーリー。

これに出てくる料理の取り合わせが妙にツボなラインナップで、子どもたちのリクエストもあり、極力再現を試みた。

おじさんが食べ過ぎてしまった「おすし」
⇒さすがに出前を取るのも大げさだと思い、ち●だ寿司にて調達。

台所に忍び込んだ小人たちが見つけるてんぷら。
小エビと新玉葱のかきあげにしてみた。

同、牛肉のつけやき
⇒つけやき、の明確な定義が遂に分からず、調理時間の都合で、牛タタキに変更。"つけやき感"を出すために、ブロック肉を焼き〆たあと、ウスターソース、醤油、出汁などのタレに漬け込んだ。

とうふのおつゆ
⇒おつゆは味噌汁と解釈

おはなしの結末は、色々むしゃむしゃつまみ食いした小人たちが、最後にお寿司を食べたところ、わさびの辛さに悲鳴を上げて・・・というオチ。

おまけのじゅんさい

所収の他作品もなかなかセンスのあるチョイスで、教科書も捨てたもんじゃなかったんだな、と再認識した次第。