オイルサーディン醤油焼き、イベリコ豚目玉焼き

その夜の東京湾岸は異常な湿度で、何をする気もすべてが立ち上る湿気に奪われていくような、そんな夜だった。
暇なはずのオフィスを出るのも遅れ、帰り道の蒸し暑さもあり、帰宅しても長い時間台所に立つ気力も体力が見当たらず。

というわけで困ったときの缶詰料理。

オイルサーディン醤油焼き。

暖めたフライパンにオイルサーディンを油ごとあけて、醤油、柑橘類の絞り汁(この夜はスダチ)をかけまわし、香ばしい香りが立ったら出来上がり。
皿に盛って、青葱のみじん切りを天盛にすると更に良し。

そして困ったときの卵料理。
イベリコ豚のベーコンにてベーコンエッグ。


熱する前のフライパンにイベリコ豚のベーコンを敷き、弱火で熱し、十分に油が出たところで中火にして、卵を割りいれ、蓋をして蒸し焼きに。
イベリコ豚の油はびっくりするほど出てくるが、コレが旨いので弱気になって吸い取ったり捨てたりしないことが肝要。
レタスの千切りを敷いた更に空け、好みで塩コショウ、醤油など。
油を吸った生のレタスが旨い。

他、残り物などで、手抜き飯のできあがり。
連れ合いの作った蜂蜜生姜シロップと焼酎でジンジャーエールもどきなど飲んで就寝。