僕二郎

おはようございます。

絶賛体調不良中の僕(40歳・二郎童貞)による無謀な家二郎企画の結果報告です。

結論から申し上げると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・「今まで作ったラーメンの中では一番マシな出来だった」

 

と思います。

 

マシ、という表現は、その結果が、僕のオリジナリティに由来するものではなく、「二郎」というフォーマットによって導かれていることに対して、すこしだけ引っかかるというか。

手間と暇はかけたけど、フォーマットの要求する行程を忠実になぞった以上でも以下でもないというのが正直なところ。

とはいえ、なんというか味の組み立てというか、一杯のどんぶりに求められる味の構成要素のそれぞれを一定の水準で満たせたのかな、と。

 

実は開催当日の三日ほど前から、ずるずる完治しないままの風邪のせいで殆どまともに食事をしていなかったせいか、当日は何を味見しても全く味が分からない!という最悪のコンディション。

 

路上で転倒した拍子に後頭部を強打して嗅覚を失ってしまった山岡士郎ばりのピンチ!

「お客様の中に大根のおろし汁とスポイトを持ちの方はいらっしゃいませんか?」状態。

(何の話だか分からない方はこちらを→http://www.oishimbo.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=10350503

 

とにかく気合で乗り切りました。

あ、いや、本人は乗り切っていたつもりなんですが、実際には乗り切れていないのかも…。

普通、他人の家に招かれて、出された料理に文句をつけられる人なんてそうそういませんよね。

言えるとしたらまさにこの人位なもので…。

 

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というわけで、かなり恐る恐るではありますが、ご報告もかねて完成品画像をば。

 (はじめに言っておくと、当日はラーメンの前にパスタ二種と餃子をお出ししていたので、ゲストのお腹具合を考えて、野菜はキャベツ抜き、盛りもかなり控えめにしておりますので悪しからず…)

 

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当日お招きした皆様は幸いなことに優しい方々ばかりでしたので、こんな↓リアクションを取られる方がいなかったのが不幸中の幸い…。

 

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冗談はさておき、ゲンコツから骨髄がずるりと溶けだしてくるほど徹底的に炊いた濃厚白濁系の豚骨スープと醤油だれ+MSGという単純明快な味の組み立ての完成度はかなり高いものなのだなあ、と作った本人が感心するほど。

費やした時間を絶対に無駄にしないレシピ、と言っても過言ではないと思います。

麺をもう少し細く打って、魚介系のダブルスープに仕立てたりするなどの応用も見えて来た点で、今後ラーメンを作るときの展望のようなものも開けてきました。

 

オーションで打った中太麺も、濃厚なスープに負けず、きちんとその味わいを主張できていたと思います。

麺に関しては、今回4日ほど熟成期間を置いたのですが、打った直後のフレッシュな粉っぽさも捨てがたい、と感じました。

そう考えると、製麺当日に、圧力鍋を使用してスープの作業時間を短縮したら思い立ったその日に家二郎が楽しめる、もしくは製麺済みの麺を持ち込めば、ケータリング先などで当日仕込での提供も可能なのでは…、という気もしてきました。

ニーズの有無は別にして(苦笑)。

 

ともあれ、まずはラーメンに関して失っていた自身を少しだけ取り戻せたので良しとしたいところです。

 

料理の出来云々よりも、人をお招きするという点で、諸々至らないところが多々あったかと後悔しきりなんですが、多分、お招きした皆様、楽しんでいただけたと思います、というか思いたい。願わくばw。

 

予定していた蕎麦をお出しできなかったのが心残りなので、次回はお蕎麦とちょっとした酒肴でお酒を楽しんでいただくような会を近々催せたらと考えております。

 

ちなみに開催翌日の昨日は、緊張の糸が切れたのか、ほとんど布団の中で過ごした僕(40歳・前厄)でした…。