週末の食事

一昨年の暮れに引っ越して以来、週末は自宅でゆっくり過ごすことが増えている。
以前住んでいた場所からは徒歩で10分ほど、路線は違うが歩いて5分かからないところに駅もあり、以前使っていた駅だって十分徒歩圏なのだが、立地が静かな住宅街ということが影響しているのか。
とにかくあまり出歩かなくなった。

多少、家が広くなって一日過ごしてもさほどの気詰まりを感じないこともある。

というわけで、今週末もほとんど家から出ずに過ごした。

土曜日の昼食は一週間前の来客のために大量に打ったうどんの残りで、カレーうどん。

カレーの中には、フードプロセッサで細かく刻んだキャベツ、しいたけ、桜海老。それらをごま油や、塩コショウ、オイスターソース、しょうゆなどで味付けし、片栗粉、ごく少量の鳥ひき肉でまとめて、団子にしたものを。

ふわふわの食感が思いのほか楽しい出来栄えになった。
一週間、冷蔵庫で寝かせたうどんは腰が強くなっていて、ひやで食べるには食感は固いが、こうやって暖かいたねものにすると良いな、と。

そして、この土曜日の唯一の外出が電車で10分ほどのターミナル駅の駅ビルの魚屋まで買出しに行ったぐらい(苦笑)

鯖と鰤を仕入れて、しめ鯖を作った。

しめ鯖は、初めて砂糖で〆てみた。
砂糖で40分ほど〆たのを洗い落とし、塩で1時間半〆、それを昆布を浸した酢で10分ほど。
塩だけで〆るよりも、丸い味わいになるようだ。
それに砂糖のほうが浸透圧の具合で、塩だけで漬けるより早く仕上がるのでせっかちな人には良いようだ。

付け合せに買い置いていた九州産の甘唐辛子を焼いて味をつけた出汁に浸し、鰤は鰤しゃぶにしてたっぷりの大根おろしで食べた。

鍋物の写真、特に家庭で食べるものは、写真映えしないなあ、ということで割愛(苦笑)。

こういうアテを肴に酒を飲んでいると、なんだか心の底からくつろぐような気がするのは、いよいよ僕も年をとったということだろうか。

日曜日は風邪のせいか、なんだか重だるく、昼食を食べにいつもの食堂に出かけたぐらいで無為に過ごした。

まあ、これぐらいの過ごし方の方が、財布に響かずに済んで良い様だ。