近況

気がつけば、ずいぶん長く間隔があいていたので、あわてて更新。

文化の日にこどもの城帰りに購入した筋子は、山盛りのイクラ漬けになって、それから3日程で2匹のかいじゅうたちの胃袋に消えた。

対面販売員のおばさんから教えてもらい初めて知ったのだが、イクラは一晩ほど漬けたら漬け汁からあげなきゃいけなかったらしい。
僕は今までずっと漬けたままにしていて、日がたつとブチンブチン固くなってよろしくない、などと思っていたのだが、よくよく考えれば自明の理であった。

以下、アトランダムに最近自分で作ったり、切ったりして自宅で食べたもの。

ゆでたもやしを冷まして味付けしたものに、薄焼き卵とハムの細切りを合えたもの。
やさしい味。

きゅうりのナンプラー漬け。

平松洋子のレシピ。


おいしい日常 (新潮文庫)

おいしい日常 (新潮文庫)

この本は福岡出張に向かう日、羽田空港第2ビル丸善で買った。
以前、雑誌「クウネル」の高橋みどりの「伝言レシピ」に紹介されていたのと同じレシピのようだ。
そのときにも作った。
その後このレシピは変遷を経て、何かと言うとつい作ってしまう"胡瓜の塩昆布和え"へと変転していくのだが、久しぶりに先祖がえりしてみた格好。

食の趣味の良さ、というか、ちょっとした気の利かせ方に著者に共感できるところもあるが、全体に文章がくどくて、たまに放り出したくなる本。

ひけらかし、というか、押し付けがましさが前面に出ているような。

商業出版物なので押しが強くなくてはいけないのは分かるんだけど。


品川のウィング高輪にある"あきた美彩館"に立ち寄った際に購入したいぶりがっこ

いささか燻製香がわざとらしい気もするが、まあそこは気分と言うことで。

ブロッコリーとハム、クリームチーズのサラダ。

冷奴

しいたけ素焼き。おろしポン酢添え

山盛りタラコスパゲティ(フェデリーニ)。

意図した結果の山盛りではなく、単に作りすぎただけなのだが。

それはそうと、日本人はなぜ、スパゲッティのことをパスタといいたがるのか。
むしろスパゲッティと書くよりも、パスタと書いた方が正式っぽくて格好良い、程度に考えているフシが感じられる。

「あなたが言っているパスタとは、一体何か?スパゲッティー?リングイネ?もしやフィットチーニか?はたまたペンネか?カネロニか?え、おい、どうなんだよ!」

と襟首をつかんで、ゆさゆさ揺すってやりたいような場面によく出くわす。

例えばありふれたランチメニューのメニューボードの上にそれは潜んでいる。

"本日のシェフのきまぐれパスタ"
〜鮭とキノコのクリームパスタ〜

大抵の場面において、この手の店でパスタ、といえば"スパゲッティーニ"のことを指すようで、供給側と消費側とで共通の約束事になっている。

この状況は

"とりあえずビール"

あるいはどの店に入っても

"中生ください"

と注文する人間と同種のにおいを感じる。
他国の食文化を尊重できない国民が、どうして自国の食文化を尊重できようか。
嘆かわしい限りである。

閑話休題
水菜とサラミの細切りのサラダ。

家焼肉。

連れ合いと同棲時代から、かれこれ9年ほど使っていたテーブルが壊れ、ダイニングテーブルを新調したお祝いに。

いわゆる通販カタログで選んで購入したのだが、無骨な感じで思いのほか、良い買い物だった。千趣会、侮りがたし。
以前、仕事で大阪の本社にプレゼンに行ったことを思い出した。