博多



先週の月曜日の夕方より、福岡一泊出張。
いつも世話になっている赤坂の居酒屋に背を向け(ごめんなさい)、博多東にある地元の人々に愛されていると言う噂の店へ。

愛想は悪いが、仕事はしっかりの典型的な店。
お通しのイカ素麺、砂肝刺し(ズリ刺し)、馬刺し、他。
生憎体調悪く食欲低下していて、あまり食べられず。


居酒屋を出て、地下鉄で赤坂へ。
お目当ては、天神「オスカー」。
http://r.tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000009/

二度目の訪問で、ついにオーナーバーテンダーーの長友氏にお相手していただく。

一杯目、ウォッカトニック。

前回、運よく一杯だけ相手していただいた際にも感じたが、やはり旨い。

カクテルって、つくづく心栄えだな、と言う風に思う。

2杯目、サイドカー

テンダーの上田氏譲りのハードシェーク。
水っぽさを感じさせない。

隣席は、不倫カップルと思しき、賑やかな男女二人連れ。

女「どうして、朝メール送っても返信してくれないのよ」


男「勘弁してよ、こっちは3人の子持ちだよ。朝は何かと忙しいんだよ」

なんとなく土地柄が出ていてほほえましく思う。

東京で同種のシチュエーションに出会うと、なにやら淫靡さが漂うが、なぜだろう、なじる女も、言い訳する男も、どちらもすかっとしていて気風が良い。

そして、こういう賑やかさが旅先で入る町場のバーの醍醐味だとも思う。

三杯目 アードベグ10年。ストレート。

四杯目 ギネス・スタウトで〆。

長友さんと色々お話した記憶があるが、殆ど飛んでしまっている。

帰り際、エントランスまで見送っていただいた長友さんが僕のブレザーの襟元のピンバッジを見て、もしピンズがお好きなら、とトマーチン蒸留所のロゴ入りポットスチル型ピンバッジを下さる。

ここで気分良くホテルに帰れば良いものを、もう1件。
出張のたびに顔を出す近くのアイリッシュパブでキルケニー2杯で撃沈。

翌朝、6時ごろホテルのベッドで目が覚めたときは、靴は履いたままだわ、店を出てタクシーに乗ったところで記憶が途切れているわで、良く無事に帰り着けた、という有様。

翌日、ほどほどに仕事をこなし、最終の羽田行きの飛行機を待つ間に天神の居酒屋で支店の人間と活けイカ刺し。

東京に戻って、TVをつけるとNHKで今年の博多山笠の中継の再放送が流れていて、一人苦笑した。