運動会、月見

晴天に恵まれた日曜日は朝から下の娘の保育園の運動会だった。
冷たい雨の降った前日から一転、汗ばむほどの好天に恵まれた。

というわけで弁当作り。

といっても前日夜に、筑前煮と出汁巻き卵を焼いて、最近「深夜食堂」の影響を受けて気に入っている赤いウィンナーを蛸にしたヤツと、タラコおにぎりを2重の重箱につめただけ。


おにぎりは連れ合いに握ってもらう。
やっぱり、おにぎりは他人に握ってもらった方が旨い。
小学校の校庭で飲むキリンフリー

[asin:B0026H2YH2:detail]

アルコールフリーとはいえ、どうしても若干の不謹慎さが否めないのもまた風情。

14時ごろ、運動会が終わって1時間ほど昼寝。
退屈そうな長男が不憫になり、彼が今、昼夜問わずに鍛錬を重ねているベイブレードの野試合のために、自由が丘「おもちゃのマミー」へ。
自分が子供の頃、プラモデルを求めて日参していたのと同じ店(場所は移転したが)に、息子と通うようになるとは。

息子が父親に目もくれず、子供たちの輪の中に消えていくのを見届けて、すぐ近くにあるトミー・ヒルフィガーの路面店へ。
先日購入したブレザーの前ボタンを、結婚式後の3次会で寄って暴れる若手社員を無理やりタクシーに押し込んだ際に、飛ばしてしまったようで、取り寄せてもらったのだ。

デニムのワークキャップ、安物のボーダーのTシャツにTATAMIZEのフリップチノ、青髭ジャックパーセルというだらけた格好を、店長らしき人から仕切りと誉められるが、そんなに誉めても次に、僕がトミー・ヒルフィガーで買い物するのは、相当先のことだと思うよ。

ボタンを受け取りマミーの店先を覗くと息子は、他の子供の試合に声援を送っていた。
最近、自分の世界を持ち始めた息子に一抹の寂しさを覚えつつ、やはりすぐ近くのClannでギネスを一杯。

日没前に迎えに行くと、息子は何事かやりきったかのような屈託のない顔をしている。
下りの東横線に乗る。
最寄駅で連れ合いと下の娘と待ち合わせ、夕食の食材を買って帰る道すがら、雲のない夜空に見事な満月が。

中秋の名月
帰宅して月見団子を作る。

秋らしい休日だった。