湯豆腐、菊水ふなくち、深夜のウヰスキー

今週一週間は、炭水化物と動物性脂肪を回避することにした。
一昨日は、いつもの自由が丘・「鳥へい」にて冷奴と、サッポロラガー。いわゆる「赤星」。
そういう日に限って焼場のH氏が前日鰹を釣ってきたので刺身でどうか?と薦めてくれる。
魅力的だが、絶食明け初日なので(そうは言わなかったが)、丁重に断ったところ、アラと牛蒡を炊いたものをサービスで出してくれた。

昨夜は、寄り道せずに帰宅。
帰り道に、菊水ふなくちとビールを買って、湯豆腐、もずく、わかめにポン酢をかけたもので晩酌。

菊水のふなくち、なまじの瓶詰めを買うよりフレッシュで旨いのだが、いささか甘すぎる。缶にはオン・ザ・ロックでも旨いと表記されているので、今度はロックでやってみようか。

湯豆腐は昆布を敷いた鍋でじっくりと豆腐を温め、豆腐にうっすら昆布の緑色が移ったあたりを、出汁ガラの鰹節を醤油と味醂で煮たタレと刻み葱で。

しみじみと旨い。
使った鰹節は、細かく刻んで、胡麻油と胡麻で軽く炒めて水気を飛ばし、小口に分けて冷凍すると、ふりかけとして重宝する。

昆布は、そのまま食べて残ったものを、細く刻んで、残ったタレと一緒に一晩寝かすとなかなか良い箸休め兼つまみになる。

深夜、読みかけの本を読みながら、数年前に買ったブレンデッドモルトをストレートで。

窓の外から聞こえる雨音が、耳の奥で歌声のように響いていた。