暴風の夜の麻婆豆腐麺
昨日は帰宅ラッシュ時に暴風のピークになるとの予報が出ていたので、念のためどこにも寄らずまっすぐ帰宅。
エラいなあ、僕。
決して給料日前日で懐が寂しかったから、とかいう後ろ向きな理由ではないことを声を大にして申しあげたいですなァ。
(誰に向けてかはともかくとして)
我が家は東京と神奈川の境界の神奈川側にあるので、強風時は東京側の駅で折り返し運転の憂き目にあうことが多々あり、ビクビクしながら職場の最寄駅から京浜東北線に飛び乗ったのですが、幸い風速もさほど上がらず電車無事に東京と神奈川の県境を通過、18時ごろ自宅に着きました。
その時間はまだ風も穏やかな方だったので拍子抜けしつつ、軽くジョグしてから夕飯の支度。
買い物に行くのが面倒だったのでありあわせの食材と、冷凍して置いた自家製の中華めんで、じゃじゃ麺を作ろうと思っていたら…
気が付いたらなぜかそこには麻婆豆腐がッッッッ!
何故かッ!?
「・・・坊やだからさ」
というわけで、いかにも我が家には子どもがおりますので豆板醤は控えめに。
生姜のみじん切りたっぷりを油で炒めて、続いて豚ひき肉を炒めて火が通ったところで、中華醤油、甜麺醤、八丁味噌、鶏がらスープ、オイスターソースで味付け。
ここで投入したがらスープがどうも多すぎたようで、シャバシャバ状態で、この状態からじゃじゃ麺の肉みそに仕立てるのは難しいと判断。
急遽、絹ごし豆腐を賽の目に切って、湯通し。
こういう適当な判断がいつもいつも成功するとは限らないのが家庭料理の醍醐味なのですが、今回に関してはこの判断は吉と出ました(苦笑)。
豆腐を煮込みながらお玉の腹で崩し、仕上げにニラのみじん切りを加えた軽く火を通したあと、片栗粉でとろみをつけて麻婆豆腐の・・・
「完成ですッ!」
こうなるとわかっていたら、ご飯を炊いておいたのですが、先ほど書いた通り、じゃじゃ麺を作るつもりだったのでご飯は炊いておらず、冷蔵庫に残りご飯もない状況。
ここは強行突破しかありません。
大なべに湯を沸かして、「家二郎」用のオーション33%加水の麺を茹でます。
ゆで時間は少し長めに、水でよく洗って冷水で締めて出来上がりです。
(この麺は前回の「僕二郎」会の時に製麺したものを、生めんの状態で冷凍しておいたものです。そのせいかどうかは定かではありませんが、冷凍時に水分が抜けたせいで表面がちょっとザラッとなった分、カンスイ臭さが抜けたような気がします)
これを器にとって、麻婆豆腐をドロリ。
うーーーむ。
我ながら国籍不明な不思議なルックス(苦笑)
これに茹でたキャベツともやしを載せるとさらに混迷の度合いの深まる出来栄えに。
見た目はともかく味は上々。
坊やたちもご機嫌な暴風の夜の夕食でありました。