かくも長き不在

お久しぶりです。

実に1年以上も更新間隔が開いてしまいました。

気が向いてきたので、またポチポチ更新していこうかと。

まあ、相変わらず適当に飲み歩いたり、料理などしておりましたが、近頃麺打ち熱がさらにエスカレートして、ついに蕎麦用包丁など購入して、完全手打ち蕎麦、うどんなど自宅で楽しむようになりました。





あとは餃子ですね。
縁あって、マンボミュージシャンにして、マン盆栽家元(?)、入浴剤評論家など多彩な活動で知られるパラダイス山元氏の主宰する会員制餃子倶楽部「蔓餃苑」で衝撃を受けて以来、氏のご著書を参考に、月に1、2度、皮から製作しております。

餃子のスゝメ

餃子のスゝメ

読む餃子

読む餃子

で、本日は昨日作ったうどんが、かなり良い出来だったのでご紹介をば。
(写真はiPhone3GSで撮ったものなので、イマイチです。次から、デジカメでなるべく撮るようにします)

BRUTUS (ブルータス) 2012年 2/1号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2012年 2/1号 [雑誌]

麺打ち自体は毎週やっているのですが、マガジンハウスのBRUTUSという雑誌の先週売り号が1月11日の【麺の日】の発売ということで「ラーメン、そば、うどん」特集号だったこともあり、ちょっと変わったつけうどんでも作ろうか、と思い立って作ったのが写真のうどん。



つけ汁は今回は、記事中でも取り上げられていた武蔵野うどんにインスパイアされて豚肉と野菜入り。
ニンニク、しょうが、長葱のみじん切り、豚バラと大量の白菜を炒めた具に、いりこ出汁にトマトジュースを加えた汁で。

いりこ出汁と豚肉のイノシン酸の旨みとトマトのグルタミン酸の旨みの相乗効果を狙いました。

本当はサバの水煮も加えて、もっと濃厚な魚介の香りを出そうと思っていたのですが、入れる前に味見をしたところ、この時点で思ったよりバランスの良い仕上がりで、サバは見送りました。

隠し味にホンの少量のカレー粉を効かせたのも良かった。

実は、先週三日ほど計画断食を行った影響もあり体力絶賛低下中だったため、【のし】は今回、パスタマシンにお任せして、【切り】のみ行いました。

せっかく機械にお願いするのだから、と加水率もやや抑えて、固めの生地に練り上げて、1時間ほどタオルにくるんだ状態でホットカーペットの上で休ませてから、製麺作業へ。

パスタマシンで3ミリ圧ほどにのして、手切り。
ちょっと細めのうどんに仕上げたかったところ、弱った体に想像以上に蕎麦用包丁が重く、【切り】としては、正直あまり褒められた出来ではなかったのですが、【茹で】が今回、思いのほか、上手くできました。

生来、せっかちな性格で、且つ、固めの麺が好きなので、つい固めに茹でがちなのですが、今回は 思い切って、麺線に透明感が出るぐらいまで茹でて、冷水で締めて見ました。

いやー、うどんの食味は「コシ」だけではないなあ、と痛感。
「ノビ」も大切、ということを身をもって実感した次第。

いや、これって実は当たり前のことなのかもしれませんが、うどん嫌いで(苦笑)、食べ歩きの経験も乏しく、自分の中で、「基準」とすべき味がないまま、独学でただ工程ごとの良し悪しを云々してきたのか、と反省...。

やはり、美味しいうどんをしっかり食べ歩かないといけませんね...。

ということで、またしばらくお付き合いの程を。