子どもの樹

文化の日、連れ合いは"やくたいもない趣味"の為、朝から終日不在。
残された父親は、洗濯をして、布団を干し、昼前に二児を連れて、地下鉄銀座線に乗る。
目指すは表参道。

スパイラルビルのスパイラルレコードを軽くひやかして向かったのは、青山・こどもの城。

夏ごろからの新型インフルエンザ騒動のおかげで、ずっと回避していたのだけれど、もう最早、罹ったらそのときはそのときで、覚悟を決めるしかあるまい、と久しぶりの訪問となった。

7歳になった長男は、以前ほど楽しめないようで、なんだかやりきれない気持ちになったが、5歳の長女は、工作に、音楽と、好きな遊びを楽しめてご満悦。久しぶりに父親らしいことをしてあげられた。

帰り際に長男が関心を示したのが、建物正面の岡本太郎作のオブジェ。


妙に真面目くさった顔で「あれは"こどものき"って言うんだって」
どうも彼からすると、普段見知った「木」とはずいぶん趣を異にしているので身構えてしまったようだ。
が、枝にぶら下がろうと試みたりする姿は、まだまだ幼児だな、と思えて妙に安心してしまった。

成長を願わないわけではないのだが、やはり徐々に自分の世界を持ち、家庭以外の社会で居場所を得ようとする息子の姿に、戸惑うことがこのごろ増えた。

もう7歳か。。。

"子どもの樹"について、岡本敏子さんと糸井重里の対談で触れられている箇所を"ほぼ日"の中で見つけた。

http://www.1101.com/taro/kotodama/2003-10-24.html

「こどもの城」は役人仕事、箱モノ行政としては、よくできた仕事だと思う。