かき揚げと冷やしうどん、苦瓜胡麻和え、鶏ハムとグリーンリーフのサラダ

おそらく多くの家庭の冷蔵庫のサイドポケットには、「めんつゆ」というものが常備されていると思うのだが、ここ数年、我が家では「めんつゆ」というものを購った記憶がない。

あればあったで、便利だとは思うし、実際ごくたまに「ああ、今、めんつゆがあればラクなのに」と思わされることもあるのだが。

そういう場面は大抵、「もう飯を炊くのも面倒だし、なんとなく食欲もないので、冷たい蕎麦や、うどんをつるっとやってあっさり済ませたい」というような時なのだが、そういうときに一々出汁をとって、酒と味醂を煮切って、砂糖と醤油でかえしを作り、それを冷やして、、、というような面倒なことをやる気も起きないので、結局、あきらめて別のものを食べることになる。

「めんつゆ」がないから何も食べられない、ということもないし、そういうときに、じゃあ急いで「めんつゆ」を買いに行こう、という話にもならない。
どうしても、ということになれば、生卵と生醤油、鰹節と薬味などで「ぶっかけ風」にして食べることもできる(蕎麦には使えない手だが)。

そういわけで、私が冷たい麺類を食卓に乗せるためには、それなりに面倒な手順を踏むのだが、まあ、手順を踏んだなりの結果は得られる。

鰹と昆布で濃い目に出汁をとり、冷やしておく。
急いでいるときは、取った出汁に直接、砂糖、酒、味醂、醤油などで味をつけてしまうが、出汁は他の料理にも転用したいので、通常はやらない。
かえしは、鍋に酒と味醂、梅干を一粒いれて火にかけ、煮切ってアルコール分を飛ばし火を止めて、味を見ながら醤油をいれて仕上げる。
荒熱を取って、できれば一晩以上、冷蔵庫で休ませたい。

というようなことを、3日前の夜行っていたので、昨夜の我が家の食卓には冷たいうどんが登場した。

肝心な「つゆ」の写真を撮りそこねているが、作った「かえし」と出汁を好みの濃さで食べる直前に調整する。

小エビを刻み、竹輪の細切りと衣で和えて、かき揚げにした。

三つ葉を買い忘れ、冷蔵庫に半端に残っていた韮を代りに入れたところ、倅から「チヂミ」の匂いがする、という鋭い指摘を受ける。

鶏ハムは薄く切り、ちぎって水にさらしたグリーンリーフを胡麻油、塩コショウで和えた上に乗せ、摺り胡麻を、カッテージチーズ、マヨネーズ、出汁、ポン酢醤油で伸ばしたドレッシングを添えた。


苦瓜胡麻和え

かき揚げは本当にチヂミの味と香りがした。やはり天麩羅としては三つ葉の方が収まりが良いようである。

食後、シャツのアイロンがけ、筋トレを2セットやって、25時ごろ就寝。

予定通りの作業をすべてこなして眠ったので、大変気分が良い。