グレート・ギャツビー他
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2001/06
- メディア: 文庫
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楊令伝に手が伸びず、かわりに読み始める。
水滸伝になれたせいか、淡々とした展開に若干なじめず。
劉備が宋江のごとく、志やら義やらを語ると思っていたのだが。
- 作者: 川上弘美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/02/28
- メディア: 文庫
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センセイの鞄に続き手に取った。
一軒の古道具屋を舞台にそこに関わる人々のイニシエーションの模様を描いた作品。
人が人として成長していくことに、早いも遅いもなく、本当に化学変化的というか、偶発的な衝突によって、あえて使うとすれば「運命」に促されるようにあるべき姿や、あるべき居場所に流されていくのだろう。
- 作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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村上春樹による新訳。イスラエル賞受賞記念、というわけではなく、近所の新古書店(ごめんなさい)でやはり村上による新訳のトルーマン・カポーティの「ティファニーで朝食を」と並んで売られており、二冊とも購入した次第。
強く、美しく、退廃的だった時代のアメリカの光と影、一人の男の妄執が生み出した、ささやかな殺戮(ホロコースト)の連環を村上の新訳がより精緻なディティールを浮き彫りにすることに成功している。