水滸伝他

水滸伝 (19) 旌旗の章 (集英社文庫)

全刊読破。男達が集い、別れ、飯を食い、女を抱き、志を語り、死に、それらの塊が受け継がれて行く様を描いた物語。

フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)

フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ)

シリーズ最長作。今作でフロストと周囲の人々との間に微妙な変化が見られたが、次作でこともなげにそれを反古にしてみせたりしそうで侮れない。ていうか次は何年後だ？

センセイの鞄 (文春文庫)

谷口ジローによる漫画版（連載中）を読み手に取った。精緻な文章と、程よく配置された暗喩的なエピソード。ある人々の満たされない願望を形にしたことで、共感も得たのだろうが。終盤、やや陳腐に堕した感もあり惜しかったが、他の作品も読んでみようかと。

走ることについて語るときに僕の語ること

一人の人間が走るという行為を行うことについての優れた考察。いちいちうなずきながら読み進めた。