牛皿
最近は牛カルビ皿なんてのもあってそれで飲むのもなかなか乙ですが、やはり牛皿が好きだなァ。
今は割と平気でやれるんですが、20代の頃はまだ吉野家でお酒を注文するのにためらいがあり、わざわざ牛皿をテイクアウトしたりしたものです(遠い目)
最近は都内の店舗で夕方から稼働率が落ちる2Fのフロアを使った「吉呑み」という二毛作業態の試験店が好評だとかで、これから本格的に展開していくのだそうですよ。
そんなニュースをチラチラ見ていたら、久しぶりに牛皿で飲みたくなったので、昨夜は安い切り落としの牛肉を仕入れてきて、自作の「牛皿飲み」と相成りました。
さて、もしも皆さんがご自宅で牛皿を作るとしたら(まあ、やらないでしょうけどw)なんとなく「らしい味」にするためには真面目に出汁なんて引いてはいけませんぞ(キリッ)。これとても重要。
韓国産の「ダシダ」という調味料を使うと近い味になる、という説もあるようですが、僕がここで押したいのは「ほ〇だし」*1です。
ちなみに「ダシダ」も一度試したことあるのですが、ちょっと違和感というか苦手なフレーバーを感じたので、自分的には「ダシダ」じゃなく「ナシダ」かな、と…(スミマセン)
鍋に湯を沸かし「〇んだし」を適量溶かしまして、まずはザクザク切った玉ねぎを柔らかくなるまで煮ます。醤油やみりん、白ワイン少量で味を調えますが、基本は「ほん〇し」の味で十分。そして、吉野家の牛皿には入っていませんが、糸こんにゃくにもお出まし願いたいので、食べよい長さに切り、湯通しして石灰臭さをとり、味が染みる程度まで軽く煮込んでおきます。
牛肉の細切れは、鍋に入れて水から沸騰するまで火にかけてざるなどに取り、水洗いして余分な脂と灰汁を取っておくと煮汁が濁らないのでお勧めですが、面倒な人はそのまま玉ねぎと糸こんを煮ている鍋に放り込んでも構いません(苦笑)。(その場合は灰汁が出るので適宜掬ってください)
肉を入れたら、あまり煮込まない方が得策です。
かるく煮立ったら火を止め、平皿に盛れば「牛皿」の一丁上がり。
僕の家では切らしていましたがここに毒々しい色をした「紅ショウガ」を添えるとさらにビジュアルが引き立つことでしょう。
焼き豆腐を一緒に炊いて「肉豆腐」なんてのも乙ですね。
これをいそいそ食卓に運んで、冷えた缶ビールなぞをぷしゅりと開けまして、もそもそ突くのがなんとも良いのです。ええ。とても。
*1:白状してしまうと何故か妻の実家から大量の「ほん〇し」が届くことがあり(多分、贈答品のおこぼれかと…)さすがに普段の料理は出汁をひくのでこういう機会に、割り切って思い切り消費してしまおうという魂胆でして、さほどの愛着もないので商品名は伏字としますw