煮干し座グラフィティ
ごらん、あれがお前の生まれた星だよ。
煮干し座。
路傍に咲く花と、夜空に浮かぶ星座の名前を言い当てられる男に憧れていた20代。
今では立派に成長して(特に腹部が)もつ焼き屋と酒場の名前にばっかり無駄に詳しいおじさんになりました。
も、もし生まれ変われるなら、お、おおお、おじさん、今度はあのお姐さんの白ビキニのパッ、パパパパパパ、パンツになりたいんだッッッッ。
・・・って生き物じゃないしね。
すみません、ちょっと疲れてます(笑)
えーと、それで何の話してたんでしたっけ?
あ、そうだ煮干しだ。
昨夜も一昨日に引き続き、次回イベントに向けたラーメンの試作をいたしまして。
煮干し座なんてないんでしょうけど、広大な星空のニッチな「男の星座」的な一杯。
そんな気分で。
昨日の豚ガラのスープだけだと旨み不足の感があり、自然なイノシン酸の旨みにお出まし願おう、と昨日取った豚ガラスープに市販のいりこ出汁のパックと生姜のぶつ切りを投入して煮出してみました。
そこに前回のイベントの残りの、干し貝柱と長ねぎの香りをつけた香味油と、前日仕込んだカエシに残り物の塩だれ(塩水に昆布と干し貝柱漬けたモノ)を合わせて味の要素を複雑にしてみました(サプリメントや健康食品あれこれ摂り過ぎてどれが効果あるんだかわからないんだけど、なんだか効いてそうな気もするんでどれも止められない的な…)。
トッピングは、刻み玉葱&にんにく、そこに煮干し粉をバッサバサと。
こんな具合に出来上がりました。
前日の試作品より、ちょっと人相が悪くなった感じで、非常に良い。
本番ではこれに半熟味玉乗せます。
ぐるりと天地を返しまして…
ズバズバと。
うん、良いです。スバズバ。
豚もホロホロ。玉ねぎのシャリシャリも良い。方向性はこれで決まり。
麺も製麺から3日経って良い具合にこなれてきたので、今回こそ当日製麺ではなくきちんと寝かせた状態で召し上がっていただこう。
ペーパータオルで一束ごとに巻いた上で密封容器に保存して冷蔵庫で寝かせることで、日を追うごとにラーメンらしい自然なパツパツ感が前面に出てきた印象。
それからですね、カエシもタレも、いい素材で作ります。
改心しましたw
僕が化調とか使っても、高校生がいきがって煙草蒸かしているようにしか見えない気がするので。
あ、昨日も餃子焼きました。
美味いけど、やはり皮が厚いとすぐに満腹になるので、この辺の問題を、皮を薄くする(加水率も下げる)か、セルクルの径を狭くするか、で解決しないとイカンなあ、と。
細かい課題はあるものの、とりあえず大まかな方向性はぶれることなくまとまりそうです。