スーパー特選太陽ソース
更新が絶えている間も、相変わらずほそぼそと製麺をやってきたわけですが、最近の収穫は、岩手県産の新品種の小麦粉「ゆきちから」を加水率35%で打った麺と、昭和五年創業、愛知県清須市の太陽食品工業謹製の「スーパー特選太陽ソース」で作る焼きそば。
いやはや、ぶったまげました。
僕やあなたが知っている、お犬様のマークや、錨のマークのソースとは一味違います。
味の構成要素が密で、香りは奥深く蠱惑的。
太陽ソースに関するうんちくをちょっと引用してみます。
この「スーパー特選太陽ソース」の製造元の太陽食品株式会社は創業昭和5年、愛知県清洲市にある小さな工場(6人程で運営されていて社長さんは80歳代の女性社長さんです!)で昔ながらの製法で手間と時間をかけてウスターソースを作り続けています。
「富士宮焼きそば」のお店がこのソースを使用しているという事で、色々な雑誌やメディアにも紹介される機会が増えていますが、味を守るために量産はしていません。
ソースに使用する香辛料はホールのまま取り寄せて、直接工場でソースを作る直前に粉砕します。
(中略)
様々な野菜、果物、香辛料を加えて作られたソースは木の樽で1ヶ月程寝かせて、手作業で瓶詰め、そしてラベルを貼り、出荷されます。
こいつで焼きそばを作ったわけですよ。
先週の日曜日の昼下がりのことでした。
具はシンプルにもやしのみ。
麺をゆでる前に軽く湯通しして、ざるなどにあけて水気を切っておきます。
一緒に炒めたりはせずに、二郎的な感じで炒めあがった麺の上に天盛りにしてみようかと。あればキャベツとかちぎったのが入っても良いですね。
薬味として魚粉、揚げ玉、青のりの闘魂三銃士がわきを固めます。
麺は今まで、焼きそばを作る時は、わざわざせいろで蒸していたのですが、この日はお招きいただいたよそ様のお宅での調理だったので、普通に茹でてから水で締めて、サラダ油と和えておきます。
熱したフライパンに麺を平らに広げて、両面に焼き色を入れます。でも入れなくてもいいかも。
で、十分麺に火が入ったところで、ジャッとソースをかけ廻すのです。
本当にジャッと音がします。
嘘だと思うならやってごらんなさい。
もしあなたの焼きそばがジャッと言わなかったとしたら、その焼きそばは失敗作です。今すぐ捨てておしまいなさい(嘘です。ダメです。食べ物は大切に)。
醤油もちょっとかけ廻してみます。
アツアツなので油膜が邪魔して、味見をしてもイマイチあたりが分からないです。
仕方ないので、色で判断。
なんとなくいい感じの頃合いでお皿に盛りつけ、さあ、召し上がれ。
多分、ソースの味わいが8割方この成功の要因となっていますが、残り2割の仕事(麺)もなかなかどうして見逃せないクオリティだと自負しております。
あ、ちなみに太陽ソース、僕は普段、北野エースなんかで買ってます。
通販なんかでも買えるみたいですが、送料はらうのがケチな馬鹿屋ROWですので、ね。
皆様もぜひ足を棒にして探し回ってみてください。麺は市販の蒸し麺や中華麺(シ〇ダヤとかの個包装の袋めんなど)とかでいいですよ。所詮2割ですから。ジオングの足みたいなもんです。ええ。