谷口ジロー

週刊漫画アクション双葉社)誌上にて連載されていた谷口ジローの「センセイの鞄」が先日完結した。

僕は原作における終盤、主人公とセンセイが、男女の仲になってからのくだり(特にディズニーランドに行くあたり)などに違和感というか、残念な感じが持っていたのだが、谷口版はこれを見事にオミットしてすばらしい幕引きを見せた。
やはり、すごい。

と感心し、配本が始まって以来なんとなく手に取るのをためらっていた小学館谷口ジロー選集を遂に、購入。

犬を飼うと12の短編 (ビッグコミックススペシャル)

犬を飼うと12の短編 (ビッグコミックススペシャル)

所収作は、表題作をはじめ、いずれも自然や生き物への深く澄んだ眼差しを感じさせる、まさに谷口マンガの真髄。

前後して入手した「父の暦」も秀作。

父の暦 (ビッグコミックススペシャル)

父の暦 (ビッグコミックススペシャル)

再評価の声が高まっている今、いよいよ「イカル」も再開!
・・・なんてことにならないかしらw

次は「サムライ・ノングラータ」を読もうかと。